雪道を走行するなら“ショベル”を持っておけ!

エビ
エビ

新年あけましておめでとうございます!

地球温暖化が叫ばれて久しいですが、一方で、

10年に一度の大寒波毎年来てますよね

雪深い地域に配送に行くトラックの運転手にとっては、最悪の時期です。

毎日死を覚悟しながら運転していることでしょう。

そんな雪道を走るときに持っておいたほうが良いモノがショベルです。

なぜショベルが良いのか?について詳しく解説していきます。

なぜショベルなのか

雪にタイヤがハマってしまったときの対処法はいくつかあります。

私が昔、先輩の運転手に教えてもらった方法に「毛布を噛ませて発進する」というものがありました。

空転してしまう駆動タイヤの下に毛布を噛ませ発進すると、毛布が滑り止めになり脱出できるというもの。「冬は毛布積んでおいた方がいいよ〜」とアドバイスを頂いたことがあります。ただこの方法…

毛布もったいなくね?

毛布を使うのはどうしても貧乏性の私にはためらってしまう技です。

車のフロアマットを敷く方法もありますが、そんなもの大型トラックの前では無力です。

都合よくお湯が準備されている訳でもないでしょう。

そこで救世主になってくれるのが「ショベル」なのです。

雪にハマったタイヤの周辺を掘るだけでほとんどは脱出することができるでしょう。

ハマって全く動かなくなってしまったタイヤは、少しでも動かすことが大事です。

ショベルで前後を掘り、勢いがつけられるスペースを確保してあげるのです。そうするだけで脱出できる確率がグンと上がります。

さらにショベルが活躍するもうひとつの場面が、マフラー周辺の雪かきです。

泊まりや休憩などで長時間エンジンをかけて停車しているときは、マフラーが雪で塞がらないように注意が必要です。

マフラーが塞がってしまうと、排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒になり、最悪の場合死に至ります

そうならないためにもマフラー排気口周辺のこまめな雪かきが必要です。

実用面だけではありません。ショベルはホームセンターなどで2000円前後で買えますし、よほど粗悪な商品でない限りしばらくの間は買い替えることもないため、コスパの面でも優れています。

冬になったらかならずショベルを持っていくようにしましょう!

選んではいけないショベル

ここまで「ショベルを持っておくと良いよ」という話をしましたが、ショベルなら何でも良いわけではありません。

最悪なのが、プラスチックの雪かきショベルです。

生産コストが安いため、金属製より安価に売られているプラスチック製ショベルはおすすめしません。プラスチック製ショベルは子供に庭の雪かき体験をさせるためのおもちゃであり、身動きの取れなくなったピンチの状況で使うものではありません。

そして、金属製でも先の尖ってないものは推奨しません

実際に積もった雪は、車が上を通り「圧雪」状態になっていることも多く、先が平らだと全く刺さりません。

購入する際は必ず、先の尖った金属製のショベルを使うようにしましょう。

ショベルとスコップの違い

この記事ではすべて「ショベル」と表記しています。

同じような道具に「スコップ」があります。これらの呼び方については地域でも違うようで、東日本では「大きいものがスコップ、小さいものがショベル」と呼び、西日本ではその逆なのだそう。

JIS規格(品質や性能、試験方法などを定めた国家規格)では、『足をかける部分があるのものがショベル、そうでないものはスコップ』と分類されています。(引用元:JISC 日本産業標準調査会 規格番号A8902)

本記事では圧雪した硬い雪に対処するためにも、足で蹴って掘ることを想定しているので「ショベル」に統一しています。

【ショベル】


【スコップ】


私の経験上、圧倒的に前者の「先尖っているタイプ」がおすすめです。

タイヤチェーンについて

タイヤチェーンだけでは不十分

冬になったらタイヤチェーンを携行しなければなりません。

もしかしたら今までにタイヤチェーンを巻いたことがないという人も多いかもしれません。

もちろん装着の仕方などは、会社やYoutubeなどで最低限学んでおく必要はあります。

タイヤチェーンは有効で必ずあったほうが良いものなのですが、それだけでは不十分です。

タイヤチェーンには、下記のようなデメリットもあります。

  • 先の道路状況を予想し、前もって装着しなければならない
  • ハマってしまった後では意味がない

念のため早めに装着することはできますが、装着するとスピードは出せませんし、雪がなければまた外さなければなりません。すごく手間がかかります。

それに、装着する前にタイヤがハマってしまったらどうすることもできません。

タイヤチェーンは必ず必要ですが、それだけでなく他の対策も準備しておきましょう。

使用する際の注意事項

タイヤチェーンについて確認すべき注意事項をざっくり書いておきます。

出発前
  • タイヤのサイズと合っているか
  • サビがひどく腐食していないか
  • 装着の仕方を学んでおく(上から被せる方法と、下から巻く方法があります)
  • 駆動輪を確認しておく(チェーンを巻くタイヤ)
装着
  • ねじれていないか
  • ゴム手袋をする(絶対にあったほうが良い)
  • 装着したらスピードを出さない

これらの事前確認などをしておくことで実際の場面でも対応できます。

タイヤチェーンの保管方法

長らく放置していたり、一度でも使ったチェーンは放っておくとサビが発生し、腐食します。

腐食してしまったチェーンは、すぐに切れることがあるため大変危険です。

そうならないためにも、油を塗って保管するのがおすすめです。

油はシリコンスプレーやサラダ油など、油分であれば基本なんでも良いです。

冬の終わりには油を塗って保管しましょう。

雪道の走りかた

車間距離はしっかり空ける

とにかく雪道で走行するときは、車間距離が命です。

ブレーキなどで滑ったとしても前方の車に追突しないためにもしっかり車間距離を空けることが重要です。

他にも「止まったら動けなくなる可能性がある」ので極力止まらないようにするためにも車間距離は大事です。

雪の上では一度止まってしまうと、発進時にタイヤが空転してしまう場面が多くあります。

車間距離は大げさなくらいに空けて低速で走行すれば、止まる場面が減り、雪にハマってしまうリスクが減ります。

車間距離をしっかり空けていると、自分と前方の車に割り込まれて嫌な気持ちになるかもしれません。
短気は損気。そういうときこそは穏やかな気持ちで運転しましょうね。

一定の速度で走る

当たり前ですが、急発進や急ブレーキはしてはいけません。

ペダル操作はゆっくり行い、速度は低速で一定に保つと良いです。

下り坂ではあらかじめ速度を十分に落としてから低速ギアで進入し、排気ブレーキを活用しながら走行します。

速度を一定にするためにも、しっかり車間距離は空けることが大事です。

「デフロック」を使う

デフロックは簡単にいうと、駆動輪の左右の固定です。

普段は片方のタイヤが空転してしまうともう片方が動かなくなってしまいます。

デフロックモードにしていると、どちらかのタイヤが空転しても駆動してくれるのでハマりにくくなります。

「じゃあ常にデフロックモードでいいじゃん」と思うかもしれませんが、使用しない方が良い場面もあります。

デフロックを使用しない方がよい場面
  • 雪のない道路
  • 駐車や接車などハンドルをたくさん切る場面
  • 高速走行するとき

これらの場面では、タイヤのパンクや故障の原因になるので、デフロックモードは使用しないようにしましょう。

まとめ

今回は雪道を走るなら、ショベルを持っていれば最強だよ!という話をしてきました。

ショベル以外にも最低限の備えは必要で、タイヤチェーンや事前知識についても解説しました。

まとめると、

  • 先の尖った金属製のショベルを携行する
  • タイヤチェーンを事前に確認しておく
  • 雪道では低速・一定のスピードで走行する
  • デフロックモードを使う

これらを踏まえて、事故のないように冬を乗り切りましょう!




じゃあまたね。

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