はじめてのユーザー車検

気温も暖かくなり、バイクで走るには最高の季節になりましたね。

ゴールデンウィークにも入り、ツーリングに行かれる方も多いのではないでしょうか。

僕は4年前のこの時期に「CB400SF」というバイクを中古で購入し、今でも乗っています。

4年前…そう、2回目の車検です。

というわけで、今回は初めてユーザー車検に持っていった感想と全体の流れを解説したいと思います。

結論、かんたん・安いのでめちゃくちゃオススメです。

ユーザー車検とは、車屋さんや車検のお店に頼むのではなく、自ら車検場(運輸支局など)に持っていって車検を通すことを指します。

自分で車検を通すと言うとなんだか難しそうに感じるかもしれませんが、これといって特別な知識は必要ありません。

気軽にチャレンジしてみることをオススメします。

ただし、車検はあくまで「公道を走るのに適した性能、装備になっているか」を確認するものです。

整備、メンテナンスとは別モノなので注意する必要があります。

例えば、しばらくオイル交換をしていなくてギアが壊れそうになっていたとしても車検は通ります。

公道を走れても、車が壊れては本末転倒です。

自分で整備やメンテナスができない場合は、定期的に車屋さんに見てもらいましょう。

ユーザー車検のメリット

とにかく安い

ユーザー車検のメリットとしては、とにかく値段が安く済みます。

お店に頼むと車検の手数料だけで数千円から数万円取られるところもあります。

実際、僕も一回目の車検は「某赤いバイク屋さん」におまかせしたところ、6万円ほどかかりました。(整備含め)

車検費用の内訳を見たところ、手数料だけで2万円かかっていました。

ですが、今回のユーザー車検でかかった費用の総額は1万7000円程度でした。

単純にそれだけでもかなりお金の節約になるので、今後もユーザー車検にしたいと思っています。

車検にかかった費用の内訳

ユーザー車検トータル費用の内訳はこんな感じ。

自賠責保険(24ヶ月)8,760円
重量税3,800円
検査登録費1,800円
テストセンター調整料2,500円

合計で16,860円でした。

後述しますが、僕の場合これにプラス300円かかっています。(遠足のおやつじゃないよ)

ユーザー車検のデメリット

土日祝はやっていない

デメリットとしては、平日しかやっていないということです。

土日祝しか休みがないお仕事をされている方にとってこのハードルはでかいですね。

仕事を休んで行くなら、「ユーザー車検で安くなる分のお金」と「仕事の日当」を比べてお得な方を選んだほうが良さそうです。

整備はしてくれない

もう一つのデメリットは、先述した「整備をしてもらえるわけではない」ということです。

愛車の整備は、定期的に車屋さんやバイク屋さんに頼みましょう。

ユーザー車検のまえに

予約しておこう

ユーザー車検に持っていく前に、車検の予約をしておきましょう。

車検の予約サイトでアカウントを作って予約します。

自動車検査インターネット予約システム

基本的には9時〜16時で、午前2部・午後2部の4部に分かれています。

午前中は混むので早めに予約しておくのがオススメです。

持っていくもの

ユーザー車検に持っていくものは、

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 納税証明書
  • 現金
  • おやつ(300円まで)

になります。

これらを忘れると車検が受けられませんので、必ず持って行きましょう。

納税証明書については、電子納付していると不要になったりします。

僕が今回行ったときはシステムエラーしていたみたいで、電子納付された方は大変だったみたいです。

まだ未成熟のシステムなのでいろいろトラブルもあるだろうと思い、あえて現金払いにしておいてよかったです。

予備車検を受けておこう

バイクのユーザー車検最大の難関は「光軸」です。

光軸が合わずに車検を通せなかったという話はよく聞きます。

テストしたときに、光軸があっていなければやり直しをするのですが、「やり直しは一日3回まで」という決まりがあります。

3回やり直しをくらうと、その日は受けられないので注意が必要です。

時間もかかりますし、できれば一発で通したいですよね。

そこで必要になってくるのが、「予備車検」です。

車検場の近くにはテストセンターといって、車検に適合するかどうかテスト・調整をしてくれるところがあります。

テストセンターでテストしてもらうことを予備車検と言います。

車検を受ける前に、予備車検することをオススメします。

バイクの光軸もここで合わせてもらいましょう。

ユーザー車検の流れ

受付

いよいよ車検本番です。

まず車検場の受付に行き、車検票を発行してもらうことから始めます。

僕の場合、テストセンターの方が提出書類を書いてくれたので、スムーズに受付することができました。

分からなくても、係員に聞けば親切に教えてくれます。

車検票をもらったら、お金を払って印紙をもらいます。

車検レーンに持っていく

印紙をもらったら、バイクを持っていくレーンを教えてくれます。

バイク専用レーンに行くと数台並んでいました。

分からないので前の人を見ていると、みんな職人のように次々と進めていました。

バイク屋のスタッフさんだろうと思われる人たちが、慣れた様子で検査を進めているのです。

その光景をみた僕は震えました。

特に説明もなくどんどん進んでいくのを見て、クールな顔して内心ビビリ散らかしていました。

いざ自分の番になり、恐る恐る…

エビ
エビ

初めてなんですけど…

勇気を出して言いましたが、

人類
人類

わかりました!

と、嫌な顔ひとつせず答えてくださり歓喜。

丁寧に教えてもらいながら進めることができました。

検査の流れ

おおまかなチェックの流れとしては、

  • 排気音量のチェック
  • 車体(サイズ)のチェック
  • 灯火類のチェック
  • ブレーキのチェック
  • スピードメーターのチェック
  • 光軸のチェック

だいたいこんな感じで進めていきます。

テスト自体の所要時間は10分もかからないぐらいです。

検査に合格すると、あとは窓口に行き車検証や自賠責をもらいます。

車検証をもらったら、すべて終了です。お疲れさまでした。

全体の所要時間としても、スムーズにいけば一時間もかからないと思います。

構造変更について

車体チェックでひっかかりました

光軸は大丈夫だったのですが、車体のチェックでひっかかりました。

ハンドルにカスタムパーツ(グリップエンドのでかいやつ)を付けていて、車体の幅が大きくなっていたためです。

その場合「外してもう一度通す」か「構造変更を申請」するか聞かれます。

工具も持って行ってなかったし、何よりそのパーツは友人からのプレゼントでした。

なので構造変更を選びました。が、これがまた大変だったのです。

構造変更の流れ

まず構造変更するには(ここで本当の)300円がかかります。

再び印紙を買いに行き、構造変更を登録するために写真を撮る専用レーンに並び直します。

そこでは、大きさや重さを測ったあと写真を撮ります。

写真撮影が終わると、構造変更の申請をする窓口にいくように言われます。

窓口では申請書類を記入(車台番号など)して提出。

これが完了するのに小一時間かかりました。長い!

そこで車検証や自賠責のシールをもらい、やっとの思いで終了しました。

さいごに

今回初めてのユーザー車検、トータル2時間以上かかりましたね。

ですが、構造変更したので次回はスムーズにいくでしょう。

値段も安く抑えられたので結果的には良かったです。

ユーザー車検に持っていこうか迷っている方は、難しくないのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

これからも安全に楽しくバイクライフを楽しみましょう!



じゃあまたね。

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