トラック運転手は楽すぎる?キツすぎる?両方を経験して分かった20の本音

エビ
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運転手歴12年が語る「トラックドライバー」

「もう、会社の人間関係に疲れた……」そんな思いで、トラックの運転席を『自分の居場所』に選んだのは10年以上前のこと。

実際に始めてみると、そこには外から見ていたのとは全く違う景色が広がっていました。 自由で気楽な「一人の城」を手に入れた一方で、過酷な現実を突きつけられる瞬間もあります。

今回は、僕がトラック運転手になって「本当に良かった」と思える瞬間と、「正直、ここがしんどい!」と思う部分を10個ずつお届けします。

1.人間関係のストレスが激減

何と言っても「人間関係が楽になった」部分が大きいです。

運送会社は組織といえど一人で過ごす時間が長く、人と関わる時間が圧倒的に少ないです。

僕は上司に作業しているところを見られると、なぜか手が遅くなってしまうので苦手なのですが、そういった心配がなくなりました。

2.「毎日が旅行」気分を味わえる

毎日違うところに行くような運行であればなおさらなのですが、いつも景色が新鮮で飽きないところは魅力です。

トラックの運転手になって強く思ったことが、2度と同じ空はないということでした。

オフィスや工場で働いていると、外の景色を体で感じることは少ないでしょう。

当たり前のようですが、ここまで肌で実感できるのはトラック運転手になったからこそ味わえる感覚です。

3.ご当地グルメの開拓が捗る

やはり「食事」は外せない楽しみの一つです。

全国にある色んなサービスエリアによれば新しい発見があります。

「この地域はこれが名産なんだな」とか「こんな食べ物初めてみた!」と驚くことも多いです。

新発見のグルメや定番のグルメを楽しめるのも運転手の特権と言えるでしょう。

ちなみに個人的には、古賀SA上りにある「那の福」という博多ラーメンが大好きです

4.運転スキルの向上と国家資格

地方に住んでいる人にとっては車は生活に欠かせないものです。

トラックに乗っていると普通車の運転も明らかに運転技術が向上します。

長年の経験を積んでくると、事故リスク回避の意識が高まるので安全運転にもなります。

車体感覚が養われてくるので、バック駐車もうまくなって女子にモテること間違いなし?!

5.インプット時間の宝庫

基本的には運転中に音楽を聞いたり、ラジオを聞いたりすることは自由です。

音楽を聴くのもよし、オーディオブックを聞いて勉強するもよし。

運転時間がメインの時間になるので、その時間を活用してインプットすれば周りの人と差がついていくのが実感できるでしょう。

6.物流を支えているという自負

仕事をしているとつい「これって何の役に立ってんだろう…」と感じることがあります。

しかし、トラック運転手は「国の血液」とも呼ばれる物流の仕事であり、ほぼ全ての会社やお店などが関わっているため実感を得やすいです。

あのお店に並んでるものは「自分が運んだもの」と実感すると、嬉しい気持ちになりますしモチベーションも湧いてきます。

7.一人の時間を楽しめる(内向型に最適)

このお仕事は、出発してしまえば基本的には一人の世界です。

独り言を言おうが、オナラをしようが誰も聞く人はいません(笑)

音楽をかけて、一人カラオケだって楽しめます。

運転手ならではのひとり時間を楽しみましょう

8.給与水準が比較的高い(特に長距離)

以前書いた記事でも触れていますが、比較的手っ取り早く稼ぐことができるのもトラック運転手の魅力。

何千時間もプログラミングの勉強をして、下手な会社に就職してしまうと手取り十数万円ー。なんてザラにあります。

しかし、トラックの運転手ともなると数十時間で免許が取得でき、安定して平均より少し高い収入と資格が手に入ります。(あくまで一例です)

特に長距離や単価のいい仕事をすれば、年収600万円も夢ではありません。学歴も不要です。

これからの職業選択の候補に入れても損はないでしょう。

9.時間が経つのが早い

僕はトラックの運転手になる以前は、自動車工場に勤めていました。

そこで苦痛だったのが、とにかく時間が経つのが遅い。

単純な作業を繰り返しながら「1時間経ったかな」と思って時計を見ると、15分しか経ってない!みたいなことがよくありました。

しかしトラックの運転手になってみると気にならなくなりました。

むしろ時間に追われているため「もうこんな時間!」と思うことが多いです。

時間の経たないストレスから解放されたのは、僕の中でもいちばん良かったことかもしれません。

10.「待機時間」を有効活用できる

荷待ち時間などの、何でもない時間がトラック運転手には多いです。

何でもない時間を有効に活用して、有意義な時間に変えましょう!

時間の潰し方については前回の記事に書いていますので、良かったら読んでみてください。

正直、ここがしんどい!「悪かった(大変な)」10の現実

1.不規則な生活と睡眠不足

どうしても運送という仕事の特性上、早朝や深夜に動くことも多いです。

8時〜17時みたいなパターンはめったにないでしょう。

そうなってくると、生活が不規則になり、寝不足になることも往々にしてあります。

個人的には、運転中に眠気を感じる瞬間がいちばんキツいです。

2.家族や友人と予定が合いにくい

不規則な生活リズムであるがゆえに、周りの人との生活リズムも合いません。

とくに宴会などの飲み会となると、次の日が早朝から出発であれば参加しづらくなります。

お酒が好きな人にとってはつらいかもしれません。

3.孤独を感じる瞬間がある

トラックの運転手は、良くも悪くも「一人」の時間が多いです。

一人が好きな人にとっては最高の環境かもしれませんが、ときに孤独を感じる瞬間があります。

特に感じるのが、「深夜の雪山を走っているとき」。

真っ暗な山道などを走っていると、「ここでトラックが止まったら誰か助けてくれるのだろうか…」と不安になります。

周りの人との時間も合わないため、電話で話す相手もいない状況だとすごく寂しく思うことがあります。

4.腰痛・肩こり・運動不足

人によっては、腰痛や肩こりを感じやすい人もいます。

僕自身は、運転姿勢の改善・荷物の持ち方を正しくすることで腰痛になりにくい状態でいることが出来ています。

それも仕事内容によりけりなので、腰痛や肩こりはつきまとってくる問題でしょう。

ただ、いくら手作業での荷物の積み下ろしをするからといって、運動不足にはなります。

日頃から意識的に運動をしていないと将来的に悪影響が出てくるかもしれません。

5.渋滞と駐車スペースの悩み

トラック運転手には拘束時間があってないようなものです。

定期便となるといつも大体時間が決まっていて、ある程度時間が読める仕事ではあるのですが、渋滞ともなるとたちまち終業時間が遅くなります。

「1・2時間帰るのが遅くなった」なんてことはざらにあります。(特に大型連休中はひどいです)

それに加え、大型トラックに乗っていると、運転中にトイレに行きたくてもなかなか停められる場所がありません。

広い駐車場のコンビニや道の駅がなかなかなく、大変な経験をするのはこの業界ではあるあるだったりします。

6.食事の偏りと健康管理

前述の「トイレに行きたくてもなかなか停められない」問題ですが、この問題を解決するために『日中は飲み食いしない』という暴挙に出る運転手もいます。が、おすすめしません。

なぜなら、そういう人はもれなく太っています。(僕の知り合いだけなのかもしれません)

それにどうしても出先で食事を済ませようとすると、コンビニや外食に頼り、さらには運転中に片手で食べることができるファストフードが中心になったりします。

拘束時間が長く、不規則な生活リズムで不摂生に気を付けること自体が大変なので、トラック運転手のデメリットと言えるでしょう。

7.逃れられない日焼け

よく世間では、日焼けはシミになるので日焼け対策をしましょう。と言われています。

ガラス越しとはいえ、トラック運転手は太陽にさらされている時間が多い職業。

どうしても窓に近い右側ばっかりが日焼けしてきます。

カーテンを閉めて走るわけにはいかないので、面倒でも毎日しっかり日焼け対策するか、諦めるしかないでしょう。

8.厳しい交通規制と世間の目

年々、交通規制が厳しくなっていく一方で、交通事故件数は減っています。

それはもちろん喜ばしいことなのですが、その分トラックの運転手も気を遣う場面が増えます。

トラックで違反をすると、乗用車に比べて点数も反則金も高いです。

事故にならなくとも、一回のミスで大きな罰を受ける可能性もありますし、現代ではSNSなどで晒されるリスクもあります。

厳しい規制と世間の目に、疲れてしまうこともあるかもしれません。

9.天候に左右される過酷さ

雨や風、雪などで危険な目に遭うことだってあります。

少々危険があるからと言って、物流を止めてしまう訳にもいかないためリスクを負わなければならない部分です。

特に雪がたくさん降る地域に行くのはかなり過酷です。

僕も毎日「無事帰って来られますように」と祈りながら出発していました(笑)

雪国にトラックで行く際には、必ずショベルを持っていきましょう!

10.常に付きまとう事故のリスク

やはり一番怖いのは『事故』です。

事故を起こせば、相手や自分が死ぬかもしれないという自覚を常に持ってこの仕事をしなければなりません。

「気が緩んでいた」では済まされない重大な事故を起こす危険性があります。

そんなことを考えていると年々、運転が怖くなってきています。

トラックの運転手は、こういった事故のリスクとも付き合っていかなければならない職業です。

まとめ:ハンドルを握るということ

トラックの運転手は少し変わった職業です。

自由度が高い反面、厳しい規制とリスクを抱えます。

しかし、「国の血液」と呼ばれるくらい重要な仕事でもあります。

自分の仕事が役に立っている実感を得やすく、やりがいを感じられる仕事だと思います。

「運転が好き」「人間関係に悩んでいる」という人は一度、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

そしていずれどこかで会いましょう!



じゃあまたね。

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