こんにちは。エビ代表です。
今回は『「そろそろ、お酒をやめようかな」と思った時に読む本』を読んでみてすごく面白かったので紹介しようと思います。
さっそく質問なんですが、皆さんは普段お酒をのんでいますか?また飲む方はどれくらいの量を飲んでいますか?
というとお医者さんみたいで嫌ですよね(笑)
僕はこの質問になんだか聞かれたくないことを聞かれている感じがします。
なぜなら僕はお酒が大好きで、ほぼ毎日飲んでいるからです。
体に悪いと分かっていても、なんとなく飲まないと物足りない感じがして飲んでしまうんですよね。
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
実はそれ、「アルコール依存症」になってしまっているかもしれません。
えー!と思わず声に出してしまったのはたぶん僕だけでしょう。
冗談はさておき、漠然とお酒をやめようかなとか、お酒の量を減らしたいなとか考えている方に向けて、ポイントを順番に解説したいと思います。
まずは簡単なセルフチェック
まず最初に『お酒をやめた自分』を想像してみましょう。
そのときに皆さんはどう感じるでしょうか?
- 大事な何かを失ったような気がする
- 晩酌しないと、一日が終わった気がしない
- 人生の楽しみが半減しそうで味気ない…やはり禁酒は無理だ
このように、喪失感や切なさがある場合は、グレーゾーンかアルコール依存症が進行している可能性があります。
ちなみに僕はすべてに当てはまりました(白目)
続いては、そもそもの定義に関する質問です。
アルコールとは一体なんでしょう?
- 嗜好品
- 食品
- 薬品
これは当然『嗜好品』だろう。と思っていたのですが、実は脳と体への影響を考えるとれっきとした薬物、つまりは『薬品』になるそうです。
私たちは、ここの意識からズレていたんです(真顔)
ここからはクスリとしてのアルコールという認識で進めていきます。
どういったタイプの人がお酒にハマりやすいか
本書ではどういったタイプの人がお酒にハマりやすいのかも書いてくれています。
大まかに下記の3つのタイプが特にハマりやすいとのこと。
- 『頑固』で完璧主義な人
- 『いい子』『優等生』と言われる人
- のめり込みやすい人
「とくにこういうタイプの人が」という話なので当てはまらなくても安心しないでください(脅迫)
ちなみに僕はどれもやんわり当てはまります。
やめたらどうなるのか
ここで、禁酒に成功した人の声も少し紹介されています。
「お酒をやめたら熟睡できるようになって、長い間使っていた睡眠薬を手放せました」
「頭がさえて、働き甲斐を感じられるのが何よりうれしい」
「外見も、中身も若々しく生まれ変わっていく感覚がたしかにある」
このような声が実際にあるそうです。
それに加えて最大のメリットは、万病を一度に遠ざけられるということ。
これを聞くと、少し禁酒に興味が湧いてきますよね。
そして禁酒をするには意志の強さではなく、『知恵をつけること』と『続く仕組みをつくること』が必要と著者はいいます。
お酒をやめるメリット
僕も含めお酒大好きマンにとって、お酒を飲むデメリットについては本人がいちばん分かっていることでしょう。
ちょっと違った角度から、『お酒をやめるメリット』を考えてみるのはいかがでしょうか。
熟睡できる、痩せる、節約になる、などいろいろあります。
リアルに良くなった自分を想像すると、モチベーションが上がります。
僕も眠りが浅いのか、日中によく眠たくなったりするので、それが改善するなら…と思い、禁酒(減酒)に挑戦しています。
まだ数日なのであまり変わりませんが、なんとなくよく眠れるようになってきた気がします。
このように良くなった自分を想像して、禁酒や減酒にチャレンジしてみましょう。
何が変わったかの『見える化』
僕が個人的にいいなと思ったのが、飲酒の有無や量を記録する『見える化』。
本書で紹介されているもののひとつに、大塚製薬の”減酒にっき”というアプリがあります。(Android版はこちら)
実際に僕もこのアプリで毎日の記録をつけ始めました。
つけ忘れの通知機能や、体重や血圧などの記録などもできる便利なアプリになっています。
特に、依存症の通院や、薬の服用をしている方向けのアプリになっているのですが、日々の健康記録表としても使えるので、誰でも使いやすいようになっています。
ちなみに大塚製薬の”減酒.jp”(https://gen-shu.jp/)というウェブサイトで、自分がどれほどの依存症レベルかチェックできるので、ぜひ一度チェックしてみるのもいいかもしれません。
世界での動き
国や文化によって、お酒に対しての考え方は様々です。
なかでも日本は、大麻や覚醒剤には厳しいのにお酒に対してはゆるいというのが、他国と比較しても圧倒的です。
冒頭でもお伝えしましたが、お酒も立派な薬物です。
だからといって厳しくすればいいというわけではありません。
『依存症』というものは意志の弱さではなく、自分の力ではどうにもならない病気です。
なので依存症になった人を逮捕や排除するのではなく、救ってあげなければなりません。
そういったこともあり、世界では少しずつ意識が変わっており『非犯罪化』が進んでいるそうです。
ポルトガルでは2001年になんと覚せい剤を含むすべての薬物を、非犯罪化したとのこと。
日本ではまだまだ先のことかもしれませんが、こういった動きがあるということは事実です。
なのでみなさん、僕をどうか温かい目で見てください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
僕自身、お酒は強いほうで、健康診断も異常なしだったのですが、「体に良くないのは分かっているし、控えないとなー」と漠然と思っていたときにこの本に出会いました。
まさかここまで依存症の定義が低い位置にあるとは考えもしませんでした。
お酒を飲むのは楽しいことです。ゼロにしようということではありません。
自分なりに考えて、バランス良くお酒と付き合っていけたらいいですね。
本書ではもっと具体的な依存症についてや、数字、対策など書いてあるので興味を持った方はぜひ読んでみてほしいと思います。
以上、アル中代表でした。
じゃあまたね。