本の紹介 ”夢をかなえるゾウ1”

みなさんこんにちは。エビ代表です。

今回は本(書籍)の紹介をしたいと思います。

 

そのタイトルは『夢をかなえるゾウ1』。

 

なんだかサムいタイトルですね

シリーズ4部作で、今回は1の紹介をしてみたいと思います。

この本読んでみたいなーと思っていたのですが、なんとPrime Readingにこの本があったのですぐダウンロードして読みました。(Prime ReadingはAmazonプライム会員なら追加料金なしで数百冊が見放題になるサービス)

内容としては、”普通の人生”を歩んでいる今の現状を変えたい主人公と、それを叶えるために現れたゾウの神様ガネーシャのお話。

ストーリー形式の自己啓発本とでも言いましょうか。

タイトルにも滲み出てますがかなりコメディ要素が強くて、まさしく笑いあり、涙ありの作品となっています。

ストーリーに沿って、人生を変えるための行動や習慣を順番に説いてくれるという流れ。

その行動や習慣は誰にでも真似できそうな簡単なものが多いのですが、これを本当に実践するかしないかで、人生が大きく変わるということを教えてくれます。

活字の書籍なのですが、なんだかマンガを読んでいるような感覚になる面白い作品なので、ぜひ興味のある方は読んでみてください。

ここからは、その中でも特に僕の印象に残った部分や、好きなお話を課題ごとに紹介します。

 

 

会った人を笑わせる

 

いきなり再現がむずかしそうな課題ですが、この章で僕が特に気に入ってる言葉があるのでご紹介します。

お話の流れとしましては、突然ガネーシャが主人公に冷たくなって「自分のエンターテイメント性の欠如が、ワシのモチベーションを下げとんねん」と怒り出します。

そこでぶつけられた課題が『人を笑わせる』。

そんなこと芸人でもないのに出来ない、という主人公に言った言葉が、

「まあ自分みたいなんは、無理に笑わせようと気張らんでええ。まずは、あなたと会えて楽しい、うれしい、そういう思いを持ちながら楽しゅう話してみいや。ええか?『気分は伝染する』んやで。いっつも楽しい、うれしい、いう気持ちでおったら、そこにおのずと笑いが生まれるわ。」

これはお笑いの技術ではなく、自分が『楽しい』って気持ちで過ごしてたら、その楽しい気分はみんなに伝染するよという精神論。

確かに、楽しそうにしている人と話しているとこっちまで楽しくなりますよね。

すごく共感できた反面、自分は日常生活でこれが出来てないなと思い、できるだけ実践するように心がけています。

 

 

まっすぐ帰宅する

 

ある日主人公が、へべれけに酔っ払って帰ってきた時の課題。

ろれつの思うように回らない状態で、ガネーシャに失礼なことを言って怒らせる。

なぜ飲みに言ったか聞かれた主人公は「付き合いで…」というのですが、ここでガネーシャは異を唱えます。

「自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。親から言われて勉強して、みんなが就職するから就職して、とにかく反応し続けて一生を終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分から世界に働きかけていくんや。」

「会社終わったら自由やから遊んでええちゅうわけやないねんで。むしろ逆やで。会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、『自由に使える一番貴重な時間』なんや。ええか、これからは仕事終わったら、まっすぐ帰宅していちばん大事なことに使えや。」

僕自身、ある時期に飲みの席などに誘われることが多い時期があったのですが、ナゾに”誘いは断らない”というマイルールがあり、よく行ってました。

もう少し早くこの本に出会っていれば、人生もっと違ったのかなぁ、と考えたりします(笑)

 

 

決めたことを続けるための環境を作る

 

前章の『一日何かをやめてみる』に続く話なのですが、決めて行動したとしても継続するのは難しいよね?というお話。

人間は意識を変えることはできない、人間の意志は弱い、と言うガネーシャ。

「自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなあかんいうことや。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで。」

なんだかんだ、これってよく言われていることですが、実際出来ている人って少ないと思うんですよね。

僕も何かをするときに、あとに引けない状況を作ることを意識しています。

でもよく考えてみると、無意識に逃げ道を作ってたりするんですよね(笑)

改めて、環境を作るって大事だなと思い知らされました。

 

 

身近にいる一番大事な人を喜ばせる

 

この章は、ガネーシャの頼みで主人公がガネーシャとガネーシャの友達の”釈迦”をつれて富士急ハイランドに行くときのお話。

絶叫マシンが好きな神様二人のお目当てである、『フジヤマ』『ドドンパ』が強風のため中止。

納得のいかないガネーシャと釈迦は、閉鎖中なのにも関わらずスタッフを倒し強行突破する。

そしてジェットコースターから吹っ飛ぶという、ハチャメチャな展開。

最終的には釈迦の力で時をとめて、みんな助かる。

いろいろありつつも楽しかった一日も終わり。

そんな平凡(?)な一日のどこが課題なのかというと、『身近で一番大事な人を喜ばせる』こと。

「人間ちゅうのは不思議な生き物でな。自分にとって一番大事な人をぞんざいに扱うんや。たとえば…親や。」

「別に親やなくてええ。ふだんから自分のこと助けてくれる親友や先輩。そういう人からの愛情は受け慣れてしまっとるから、なあなあになってへんか?」

この言葉は人を喜ばせる以前の問題ですが(笑)

当たり前のようで、なかなか意識してなかった部分に気付かされましたね。

ちなみに、ガネーシャが一番大事な人である前提の話に、主人公は疑問を抱いたままこの章が終わります。

 

 

人の長所を盗む

 

課題だけみると、人の長所を盗むってなんか物騒な感じがしますよね。

でもここで何が言いたいかと言うと、人の長所を盗んで気後れすること自体が『自分にベクトルが向き過ぎている』ということ。

喜ばせたいのはお客さんであって、自分の気後れや恥ずかしさは後回しでいいと。

多くの成功者はマネする天才でもあったと、ガネーシャは語っています。

「マネするんはな、お客さんを喜ばせるためなんや。人を喜ばせるという目的に照準が合うてたら、人のマネすることに恥ずかしいさなんか感じてる暇あれへんのや。早う成長して、早う技術覚えて、もっと多くの人をもっと喜ばせたいいう思い、それが何より大事なんや。」

これって、普段仕事してても本当に意識できてない部分ですよね。

ほとんどの目的にはお客さんがいて、そのお客さんを喜ばせることを大事にしなければならないのに、”目的”と”手段”が入れ替わっていることってよくあることなんです。

人の長所を盗むのは、お客さんを喜ばせるという”目的”のための”手段”であって、自分が恥をかきたくないという、”目的”になってしまってはいけないということ。

一見ネガティブにもみえる課題が、ここまで深くてポジティブなものだったとは思いませんでした(笑)

僕も、先人や成功者のマネをするところから始めてみようと思います。

 

まとめ

 

数ある課題の中から、お気に入りの部分や胸に刺さった部分を、独断と偏見でお送りしました。

 

・会った人を笑わせる

・まっすぐ帰宅する

・決めたことを続けるための環境を作る

・身近にいる一番大事な人を喜ばせる

・人の長所を盗む

 

今回はこの5つを紹介させてもらいました。

どれも今日から実践できる内容ばかりでしたね。

ご紹介したのは5つでしたが他にも、簡単だけど人生を豊かにしてくれる課題がたくさんあります。

本書ではその課題それぞれに、歴史上の人物や成功者のエピソードも同時に語られています。

この本は最近読んだ本のなかでも特に面白かったので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

じゃあまたね。

 

 

今回紹介した本

夢をかなえるゾウ1

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